新型コロナウイルス感染症への対策のお知らせとお願い
令和2年3月1日
日頃から、びっぐすまいる訪問看護ステーションのサービスをご利用下さいましてありがとうございます。
皆様におかれましては、今回の新型コロナウイルス感染症の拡がりをご心配されていることと思います。そこで、皆様にびっぐすまいる訪問看護ステーションの考え方と対応、サービスを続けるための職員体制についてお知らせいたします。また、訪問看護にあたり皆様にお願いしたいこともお伝えします。
皆様には、何卒ご了承のうえ、ご協力いただきたくお願いいたします。
1.びっぐすまいる訪問看護ステーションの方針
本ステーションでは現在の状況下にあっても、できる限り通常どおりの訪問看護サービスを提供したいと考えています。しかしその際、ご利用者やご家族の皆様が新型コロナウイルス感染症にかかる可能性や訪問看護を行うスタッフがかかる可能性を想定した対応をします。
1)スタッフ全員、毎日検温を行います。37.5℃以上の発熱やのどの痛み、咳、だるさといった症状が少しでもある場合は、新型コロナウイルス感染症の診断がつかなくても自宅待機とします。
2)スタッフの家族に発熱等の症状がある場合も同様に、症状が治まるまでの間は自宅待機とします。
3)研修会を含め、多くの人が集まる会への参加はしません。必要時は、感染予防対策を行います。
4)感染拡大や、学校等の休校により、出勤困難なスタッフが増えた場合、状態が安定されている方には訪問回数を減らすなどのご相談をさせていただきます。
5)スタッフは訪問時、手洗いを徹底しマスク着用で、場合によってはガウンを着用することがあります。
2.ご利用者・ご家族様へのお願い
1)スタッフは、訪問前にご利用者様・ご家族様が発熱等の症状がないか、確認させていただきます。
2)ご利用者様が新型コロナウイルス感染症を疑われた場合は、主治医と相談し対応させていただきます。他のご利用者へのウイルス感染を予防するため、病状によっては訪問看護を中止させていただくか、訪問を1日の最後の時間に変更させていただくことがあります。
3)ご家族様に発熱等の症状がある場合は、スタッフが訪問し、ご利用者様の看護やリハビリ等を実施している間は、別室にて待機してくださいますようお願いいたします。
4)厚生労働省作成の別紙「感染症対策へのご協力をお願いします」等をご参考にしていただき、ご利用者様・ご家族様も手洗いや咳エチケットを行い、マスクを着用していただくことをお願いします。
新型コロナウイルス感染症に関わる訪問看護の対応について
2020.02.26
1.利用者及び家族に発熱等の風邪症状が見られるとき、まず行うこと
主治医とケアマネージャーに現在の症状と発症の経過を報告するとともに、利用者及び家族に、以下を行ってもらう。
●学校や会社を休み外出を控えてもらう。
●毎日、体温を測定して記録してもらう。
●マスク着用、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底
2.対象者の要因及び症状に関する対応
発熱・咳などの呼吸器症状があり、以下に該当する要因や症状のある場合、主治医に報告し、看護内容、訪問頻度や受診などについて指示を受け、関係機関と調整する。(家族の場合は、かかりつけ医または相談窓口および帰国者・接触者相談センターに相談してもらう)
●高齢者、妊婦、糖尿病、心不全、呼吸器疾患等の基礎疾患がある人、透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤の投与を受けている人
●37.5℃以上の発熱が4日間以上持続している(解熱剤を飲み続けている人を含む)
●強いだるさや息苦しさがある。
3.訪問時の感染予防策
標準予防策の原則を徹底する。ウイルス検査以外に感染例と非感染例を明確に区別することはできないので、全ての患者の訪問に置いて、状況に応じて必要な個人防護具を選択し、工夫して適切に着用する。
●サージカルマスクの常時着用と手洗いの徹底、擦式アルコール手指消毒薬の適宜使用
●新型コロナウイルス感染確定例及び疑い例に対しては、飛沫感染予防策と接触感染予防策を適用する。
▷マスク、ゴーグル、ガウン、手袋の着用
▷特にエアロゾルが発生しやすい状況(気道吸引、気管挿管など)の場合は、N95マスクの着用
●療養環境の消毒:高頻度接触部位、聴診器や体温計、血圧計等の器材などは、アルコールや抗ウイルス作用のある消毒剤含有のクロスでの清拭消毒を行う。環境清掃時は、手袋、サージカルマスクの他、ガウン、フェイスシールドまたはゴーグルに相当する個人防護具を工夫し、着用する。
●訪問した看護師の個人防護具の着用状況および健康状況を把握する。
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